もし Excel でひらがなが並び替えできたら、とても便利ですよね。
例えば、データベース的な表をあいうえお順に整理したいとき、
並び替えができれば作業効率は一気に上がります。
とはいっても、Excel の並び替えといえば 対象はアルファベットで A→Z。
「ひらがなは並び替えできないのかな…」と思ってしまいます。
しかし、ひらがなでも正しく並び替えできる方法があるんです。
私も最近になってようやく知りました。
きっかけは、職場でのこんな体験でした。
部署で備品のロケーション管理をすることになり、
あいうえお順で膨大な一覧を作る作業が始まりました。
担当の女性が「挿入 → テキスト」で1つずつ入力しているのを見て、
「この方法じゃいつまでたっても終わらないよ」と思い、
Excelなら昇順で一瞬で並び替えられるはずだと、私が引き継ぐことにしました。
ところが、肝心なことを忘れていました。
Excel の並び替えは アルファベット A→Z のみ。
「しまった…ひらがなは並び替えできないのか」と気づき、
結局その日は担当者と同じく手入力で作業することに。
(いや、これ主要業務の合間じゃできないわ…)
そう思い、Excelでひらがなの並び替えが本当にできないのか、
かなり真剣に調べてみました。
そして、ある方法を使えば
Excelでひらがなを正しくあいうえお順に並び替えできる
ということが分かったのです。
この記事が、Excelでひらがなの並び替えができず困っている方の一助になれば幸いです。
第1章:Excelでひらがなが並び替えできない理由(原因)
Excelには、ふりがなを付けなくても自動的に読み仮名を推測し、
正しく並び替えできる機種もあります。
しかし、私が会社で使っていたExcelはこの機能がなく、
ひらがなを正しく並び替えできませんでした。
この記事では、その「並び替えできないタイプ」の機種を前提に解説します。
Excelでひらがなが思ったように並び替えできない理由は、
Excelの並び替え機能が「文字コードの順番」を基準にしているため です。
Excelの並び替えは、
- 数字
- アルファベット(A→Z)
- 漢字(Unicode順) には対応していますが、
ひらがなはそのままでは正しく昇順になりません。
つまり、Excelは「ひらがなを日本語の五十音順として扱う」仕組みを持っていないため、
そのまま並び替えを実行しても あいうえお順にならない のです。
1. Excelは“文字そのもの”ではなく“文字コード”で並び替える
Excelは内部的に 「文字をどう読むか」ではなく
「文字コードの順番」 で並び替えを行います。
そのため、ひらがなを並び替えすると、
- 「あ」
- 「い」
- 「う」
という日本語の読み順ではなく、
Unicodeのコード順 で並び替えられてしまいます。
これが、 「ひらがなを昇順にしたいのに、思った順番にならない」 という原因です。
第2章:Excelでひらがなを並び替える方法
Excelでひらがなを正しく並び替えるには、
まず「ふりがな(読み仮名)」を使える状態にしておく必要があります。
多くのExcelでは、対象のセルを右クリックすると
「ふりがなの表示/非表示」 という項目があり、
ここからふりがなを付けられます。
ただし、機種やExcelのバージョンによっては、
ふりがなを付けても 画面上にふりがなが表示されない場合 があります。
これは不具合ではなく、
見えていないだけで内部には読み仮名が保存されています。
ふりがなが画面に見えている場合でも、見えていない場合でも、
ふりがなを付けたセルに対して PHONETIC 関数 を使うと、
別の列に「読み仮名だけ」を取り出すことができます。
対象セルが A2 の場合は、
=PHONETIC(A2)
と入力すると、その語句の「かな」だけが表示されます(例:温度計 → オンドケイ)。
最後に、この PHONETIC 関数で作った列を 昇順で並び替える と、
正しい五十音順で並び替えができるようになります。


結び
Excelでは、ひらがなをそのまま並び替えるとうまくいかないことがありますが、
ふりがなや PHONETIC 関数を使えば、
確実に五十音順で整理できます。
今回の方法は、どのExcel環境でも使えるので、
ひらがなを扱う表を作るときに役立つはずです。
同じように並び替えで困っている方の参考になれば幸いです。


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